2008年12月07日

2008 クリスマス諸行事の御案内

行人坂教会 クリスマス諸行事の御案内
  • めぐみ会クリスマス祝会        12日(金)午前11時〜午後2時
    礼拝 メッセージ ”博士の動く星”        朝日研一朗牧師
    昼食:お寿司、お吸い物、他、会費:500円、
    プレゼント交換:約500円相当の品物をご用意ください。
クリスマス主日礼拝           21日(日)午前10時30分〜正午
 メッセージ ”飼い葉桶の主”           朝日研一朗牧師
 聖餐式と転入式があります。
  • クリスマス愛餐会           21日(日)礼拝後〜午後1時30分

  • CSクリスマス会           23日(火)午前11時〜午後2時
    礼拝 メッセージ ”クリスマスツリーのねがい” 朝日研一朗牧師
    祝会:昼食(ハヤシライス)、ケーキデコレーション、プレゼント交換、他

  • クリスマス・キャロリング        24日(水)午後4時教会出発
クリスマスイヴ賛美礼拝(キャンドルライト・サービス)
                    24日(水)午後7時〜8時
 メッセージ ”世界に喜びを”           朝日研一朗牧師
 奏楽:打越優子、合唱:聖歌隊、指揮:亀山光昭、聖書朗読:岸まゆみ
  • ご家族、お友だちとお誘い合わせて、クリスマスの諸集会にお越しください。
    ご一緒にクリスマスをお祝いしましょう。

  • お待ち申し上げております。


プレゼピオ Presepio


ドーダおばさんがなぜ泣いているのかは子どもたちにはわかりません。でも、世の中には苦しいことがいっぱいあることを骨身にしみて感じている子どもたちは、辛抱強く待ち続けます。


泣けるだけ泣いて涙もかれたのでしょう。ふぅっとため息をひとつつくと、ドーダはとうとう話しはじめました。



「むかしむかし、ずっとむかし、ナザレの町に、

 マリアという名のひとりの娘が住んでいました…」


わたしの大好きな「暗闇の中の天使」(アナマリア・コヴァックス作)というクリスマス・ストーリーのクライマックスの一節です(「天使がうたう夜に〜世界のクリスマスものがたり〜」所載、日本基督教団出版局)。

アルコール依存症のホームレス女性が、ストリートチルドレンの子どもたちに促がされて、降誕物語を語り始める場面です。幼い時から路上生活をしている子どもたちは、クリスマスの意味(クリスマスは何の日か?)を知りません。一方、女性は不幸な経験から絶望して、暗闇の中に自分を閉じ込めています。舞台は、ブラジルの真夏のクリスマスイヴ、女性と子どもたちが「プレゼピオ」の前で織り成す心の交流を描いています。

「プレゼピオ」とは、キリスト降誕の情景をテラコッタ製の人形で再現した飾り物です。ブラジルの人たちは、それぞれの家の中にも、街の広場、教会の前にも「プレゼピオ」を飾るそうです。 日本で、ひな祭りに雛人形を出す感覚と似ているかも知れません。赤々とした照明を当てられて、キリスト降誕の場面が、夜の路上に浮かび上がります。

世の中には苦しいことがいっぱいある。でも、それだからこそ、毎年毎年、わたしたちは、クリスマスの物語と光景とを語り伝え、繰り返し、繰り返し、クリスマスの意味を確認しているのです。


日本キリスト教団 行人坂教会
牧師 朝日研一朗

posted by 行人坂教会 at 10:00 | 教会からのお知らせ