行人坂教会 レント&イースター諸行事のご案内
- レント(受難節)第1主日礼拝 2月21日(日)午前10時30分〜
メッセージ ″主はあなたと共にいる=@朝日研一朗牧師
- レント(受難節)第2主日礼拝 2月28日(日)午前10時30分〜
メッセージ ″死んで咲く花実=@ 朝日研一朗牧師
- レント(受難節)第3主日礼拝 3月7日(日)午前10時30分〜
メッセージ あなたは、メシアです=@朝日研一朗牧師
- レント(受難節)第4主日礼拝 3月14日(日)午前10時30分〜
メッセージ ″十字架の主を見たか?=@朝日研一朗牧師
- レント(受難節)第5主日礼拝 3月21日(日)午前10時30分〜
メッセージ 生ける屍(リビング・デッド)£ゥ日研一朗牧師
- 棕梠の主日礼拝 3月28日(日)午前10時30分〜
メッセージ ″見捨てられて=@ 朝日研一朗牧師
洗足木曜日礼拝 4月1日(木)午後7時〜8時 リタニー(連祷)と讃美による礼拝、パン裂き メッセージ ″病まなければ…=@ 朝日研一朗牧師 |
- 受難日早天祈祷会 4月2日(金)午前8時〜午前9時
メッセージ ″光さす朝=@ 朝日研一朗牧師
イースター(復活日)主日礼拝 4月4日(日)午前10時30分〜正午 メッセージ ″夜明けの岸辺に=@ 朝日研一朗牧師 転入式と聖餐式があります。 |
- イースター愛餐会 4日(日)礼拝後〜午後1時30分
- 例年のように「レント〜イースター礼拝」に「消火礼拝」を行なっています。
「アドベント〜クリスマス礼拝」が「燭火礼拝」であるように、「レント〜イースター礼拝」は「消火礼拝」として守っています。
- 毎週、レント主日を迎える毎に、1本づつキャンドルを消火して参ります。
- イースターには、6本のキャンドル全てに点火して、キリストの復活を共にお祝いしましょう。
小鳥にゆるしを乞う
余の若い兄は小鳥に許しを乞うた。 これは全然無意味なようであるが、 しかし実際は正しいことなのである。 なぜというに、一切のことは大海のようなものであって、 悉く相合流し相接触しているがゆえに、 一端にふれれば他の一端に、 世界の果てにまで反響するからである。 よしや小鳥に許しを乞うのが、 気ちがいじみているとしても、 もし人が現在のままより ほんの少しばかりでも美しくなったら、 小鳥や子供やその他のすべての動物は、 それだけ心持が軽くなるに相違ない。 くり返して言うが、一切のものは大海のようである。
ドストエーフスキー『カラマーゾフの兄弟』(米川正夫訳、第6編、第3のG) |
『カラマーゾフの兄弟』の中に出て来るゾシマ長老の言葉です。先日、新聞に連載されている、辺見庸のエッセイ(『水の透視画法』)を読んでいたら、これと似た表現が出て来たので、一瞬、胸の奥にある何かが疼きました。
その文章が手元にないので、正確に引用することが出来ませんが、辺見庸は、電車の中で嘔吐(吐血?)し始めた老人の姿を、まるで全世界に向かって『ごめんなさい』と言って謝罪しているかのように…と、確か、そんな風に描写していたのでした。その老人の背中をさすって看護する(韓国人と思しき)青年も登場するのですが、それは措きます。
「ゾシマ長老」にはモデルがあります。 18世紀のロシア正教会の主教、ザドーンスクの聖ティーホンという人物です。彼の付き人によると、祈祷の時も讃美の時も「いつも二本の川が彼の目から流れていた」そうです。少し微笑むような事があっても、すぐに「主よ、私を赦して下さい。あなたを傷つけました」と祈ったと言われています。どんな日も、彼は十字架の前に立ち尽くしていたのでしょう。そして、彼にとって、世界の全ては十字架と繋がっていたのでしょう。
日本キリスト教団 行人坂教会
牧師 朝日研一朗
posted by 行人坂教会 at 00:30
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