2013年07月29日

まず、仲直りから【マタイ5:21〜26】

聖句「その供え物を祭壇の前に置き、まず行って兄弟と仲直りをし、それから帰って来て、供え物を献げなさい。」(5:24)

1.《関西のアホ》 関西人にとって「アホ」は身近な語です。1日百回くらいは、会話の中で「アホ」を言って、関係の緊張緩和を促します。関東の「バカ」よりも深みがあり、人間性を表現する語です。しかし、関西人は「バカ」と言わないから良いのではありません。問題にされているのは、言葉ではなく心です。

2.《裁く人の心》 イエスさまは、兄弟に「バカ」と言う者は裁かれ、兄弟を不信者扱いして裁く者こそは「地獄行き」と仰っているのです。しかし、「バカ」と言わなくとも、心無い言葉で、人の心を切り裂いてしまうことが、私たちにもあります。そして、どんなに「言葉狩り」をしても、差別する心は無くなりません。むしろ「裁く心」、人を「切り捨てる心」が問題なのです。その点では、「義憤」等というものは、マスコミによって製作され、時の政治権力によって利用、操作され易いものです。私憤の方が未だしも危険がありません。

3.《和解を優先》 自分が正しいと思って他人を切り捨てる人が「地獄行き」なのです。特に信仰者は肝に銘じなくてはなりません。教会は「恵みにより召されたる者の集い」です。信仰心が篤いからでも愛が深いからでもなく、ただ、神の恵みにより集い、私たちは互いに出会ったのです。神の恵みが無ければ、生涯、出会うこともなく、勝手に短い一生を終えていたのです。キリスト者にとって最も大切な礼拝よりも、イエスさまは「仲直り」を優先されています。同じように、御もとへと向かう人生(25節「一緒に道を行く場合」)なのですから、今の内に「途中で早く和解しなさい」と言われるのです。

朝日研一朗牧師

posted by 行人坂教会 at 15:38 | 毎週の講壇から