2013年08月05日

力を捨てよ【詩編 46:1〜12】

聖句「力を捨てよ、知れ/わたしは神。/国々にあがめられ、この地であがめられる。」(46:11)

1.《呻き声》 2001年の「9.11テロ」で燃え上がり、崩壊する世界貿易センタービルのテレビ映像は、あたかも「スペクタクル」のように見えました。その映像から人間を想像することは難しいのです。しかし、生きながら焼かれるか、飛び降りて死ぬかを迫られて、幾人もの人たちが墜落していたのです。

2.《キリエ》 私にとって、やがて映像は映画と見分けがつかなくなりましたが、「ああ、神よ…」という呻き声が耳に残りました。あの時、後輩の山本有紀牧師はマンハッタンのユニオン神学校に在学中で、現場にいながら、やはり言葉を失ったと証言していました。彼女が古代教会史を学ぶルーマニア正教会の司祭が無言の「キリエ」を祈り始め、生徒たちもそれに倣いました。人の命と未来が粉々に打ち砕かれた時、「グランド・ゼロ/爆心地」で、砕かれた命の破片を拾い、無言で、その呻きに耳を傾けることが、キリスト者の祈りです。「キリエ」とは、主を裏切ったペトロの涙の祈り「主よ、憐れみたまえ」です。

3.《応える》 前の「口語訳」では「静まれ」と訳してありましたが、「新共同訳」では「力を捨てよ」と積極的な意訳がされています。人が行動することを止めるのは、神への信頼、御前での悔い改めと関係があります。「力を捨てる」ことは、私たち自身が武力を放棄することでもあります。当時、ブッシュ米大統領は「報復、神罰/リトリビューション」を訴えて、アフガンとイラクを戦場にしました。しかし、「リトリビューション」には「返答」の意味もあります。私たちが天の声に応えて行くとしたら、「力を捨てよ」ではないでしょうか。

朝日研一朗牧師

posted by 行人坂教会 at 10:46 | 毎週の講壇から

2013年08月04日

8月の「聖書と祈りの集い」の休会について

毎週水曜日にひらかれております、「聖書と祈りの集い」ですが、

8月の
 8月 7日(水)
 8月14日(水)
 8月21日(水)
は休会とし、

8月28日(水)
より再開いたします。
posted by 行人坂教会 at 12:50 | 教会からのお知らせ