2015年02月09日

誇る者は主を誇れ【Tコリント1:26〜31】

聖句「『誇る者は主を誇れ』と書いてある通りになるためです。」(1:31)

1.《土地への礼儀》 「創立112年」と言っていますが、前身である京橋教会設立から数えてのことで、行人坂教会としては設立90年に当たります。「百年越え」は成りませんが落胆不要です。古いというだけなら、室町時代創建とされる大鳥神社や目黒不動尊に敵いません。むしろ、この地域の目まぐるしい変化を思えば、ここに今も場を与えられていることへの感謝を覚えずにはいられません。

2.《主による地縁》 ラテン語の「ゲニウス・ロキ」は「土地の守護霊」のことですが、現代の景観設計の分野では「土地柄」「場の雰囲気」です。これに、私は「地縁」の意味を加えたい。「地縁血縁」等と言うと鬱陶しいシガラミを思わされますが、「その土地がもたらしてくれた縁」「その場所で生まれた出会い」と考えてみましょう。京橋教会は関東大震災の「被災教会」でした。4年しか使用しなかった新会堂を焼失し、「エクソダス」を経て、この地に辿り着いたのです。この教会は被災者や生き残ってしまった人たちの「遣り切れなさ」を知っている教会なのです。しかも、私たちが主によって結ばれ、愛着を抱いている教会は、もはや銀座京橋ではなく、この目黒行人坂にあるのです。

3.《エクササイズ》 移転先次第で「恵比寿教会」「祐天寺教会」「目黒不動教会」「戸越銀座教会」に化けていたかも知れません。そうならないで、私たちは今ここに共にいるのです。人間の知恵と力は震災で灰燼に帰しました。だから「誇る者は主を誇れ」なのです。出典のエレミヤ書9章では、主を「目覚めて知る」こと、即ち「認識し体得せよ」と命じられています。それは、この地にあって、主の慈しみと正義と公平とを証しすることなのです。それを実践(エクササイズ)することが求められているのです。「キリストの体」もエクササイズしなくてはなりません。毎週の礼拝と祈り会を確実に守ることです。私たちが「当たり前」と思っても、当たり前のものは何一つありません。全て感謝すべきことです。

朝日研一朗牧師

posted by 行人坂教会 at 16:45 | 毎週の講壇から