2015年06月02日

6月第1主日礼拝

       6月 7日(日) 午前10時30分〜11時50分
説  教 ”あなたの肉を食べ、あなたの血を飲む音楽 朝日研一朗牧師
聖  書  ヨハネによる福音書 6章52〜59節(p.176)
賛 美 歌  27、21、490、4、56、82、88
交読詩篇  52編1〜11節(p.61)

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2015年06月01日

父と子と聖霊の名によって【マタイ28:16〜20】

聖句「彼らに父と子と聖霊の名によって洗礼を授け、あなたがたに命じておいたことをすべて守るように教えなさい。」(28:19,20)

1.《聖霊の働く時》 1年の教会暦は「主の半年」と「教会の半年」から成っています。しかし、「教会の半年」の核である三位一体の教説が問題なのです。頭で理解できても、腑に落ちないと言われる方が多いのです。前任教会のNさんも、三位一体が引っ掛かって受洗に踏み切れないでいました。ところが、牧師が「私も分からない」と答えたことを契機に、彼は受洗を決心されたのでした。

2.《顔のない聖霊》 三位一体の「位/ペルソナ」は、舞台俳優の被る「お面」から来ています。その癖、聖霊には「顔」がありません。父なる神にも、子なるイエスさまにも御顔のイメージがあるのに、聖霊だけは「炎の舌」「風の音」「鳩の降下」と譬えられるばかりで?み所がありません。中世欧州では、聖霊の代わりに聖母マリアを入れていた程です。三位一体は、キリスト教独自のものではなく、他の宗教にも見られます。仏教の「釈迦三尊」「阿弥陀三尊」をはじめ、エジプト、バビロン、ギリシア、インドにも「三位神」「三神一体」として見られる展開です。それ故、聖霊の顔の無さは、信仰の受容を難しくしているのです。

3.《三人の食卓で》 14〜15世紀のロシアのイコン画家、ルブリョフの「聖三位一体」(別名「至聖三者」)はロシア正教会が認めた唯一の三位一体の図像です。三位一体説を巡って、教会内に分争が生じた時、彼はこのイコンを描いたのです。題材は「創世記」17章の三人の天使ですが、族長アブラハムに息子誕生の奇跡を告知するためではなく、人々に和解と献身の手本を示すために訪れているのです。しかも、三位一体の教義を図式的に説明しているのではなく、キリストが十字架を決意した瞬間を捉えているのです。「父と子と聖霊の名によって」とは、世界の一致と和合の象徴なのです。その使命のためにこそ、私たちは洗礼と祝福とを受け、信仰告白し、互いに祈り合い、この世に遣わされているのです。

朝日研一朗牧師

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