2016年02月02日

2月第1主日礼拝(創立記念礼拝)

       2月 7日(日) 午前10時30分〜11時50分
説  教 荒れ野の旅=@音楽     朝日研一朗牧師
聖  書  申命記 8章2〜10節(p.294)
賛 美 歌  27、169、490、390、79、89
交読詩篇  95編1〜11節(p.109)

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2016年02月01日

神は忘れさせてくださる【創世記41:45〜52】

聖句「ヨセフは長男をマナセ(忘れさせる)と名付けて言った。『神が、わたしの苦労と父の家のことをすべて忘れさせてくださった。』」(41:51)

1.《我を忘れる》 加齢と共に頻繁に起こってい来るのが「物忘れ」です。約束の日程や時間を勘違いすることもあります。失敗の自己嫌悪に悩む時には、上方落語の『宿替え』(江戸落語では『粗忽の釘』)を思い出して、自分を励まします。引っ越しの際に、老父を連れて来るのを忘れて咎められた粗忽者が「親ぐらい、どうもおまへん。時々、我をも忘れます」と呟くのがサゲです。

2.《忘却と記憶》 外山滋比古の『思考の整理学』によると、人間の脳は知識を保管する「倉庫」と何かを着想する「工場」と、2つの役割を持っているそうです。残念ながら日本の教育界では、多くの知識と情報を詰め込むことが優秀とされて来ました。しかし、それでは「倉庫」だけがフル稼働していて、「工場」は操業停止状態なのです。想像力も思考力も働かず、創造性も失われているのです。眠ることは忘却作用で、記憶と忘却の仕分けをするのが「レム睡眠」です。忘却は神の恵みなのです。聖書の知識を大量に記憶する人ではなく、主の御心を刻み付けて、それを行なう人が真のキリスト者なのです。

3.《忘れさせる》 腹違いの兄たちから妬まれて、売り飛ばされたヨセフでしたが、苦難の末にエジプト王国の宰相にまで出世します。妻と2人の息子にも恵まれますが、これまでの苦労、生き別れの父と弟のこと、兄たちに対する恨み辛みを忘れてしまった訳ではありません。過去に受けた心の傷は簡単には癒されないのです。それを忘れさせて下さったのは神さまでした。やがて兄たちと再会し、これを許し、父や弟を迎えた時、漸く彼は忘れることが出来たのです。忘れる時、私たちは「天使」に成るのです。恨みも悲しみも「天使は覚えていない」からです。そして「天使は愛」に他ならないからです。

朝日研一朗牧師

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