2021年08月29日

10分間礼拝]]Y「夜の日時計/horologium nocturnum」

2021年8月29日(日)

メッセージ:タカラノアリカ
聖   書:マタイによる福音書 13章44〜46節(p.26)
讃 美 歌:477番「主イェスを想えば」


試聴は次の箇所をクリックしていただくと、PCにインストールされている音楽プレーヤー(WindowsならMedia playerなど)で再生できます。
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posted by 行人坂教会 at 10:00 | 夜の日時計

2021年08月26日

アルファベット談義

1.コロナの変異株

8月下旬現在、東京都内の新型コロナウイルス新規感染者の殆ど(99%)が「デルタ株」に置き換わったと言われています。報道などで「デルタ株が猛威を振るっている」という言い回しを耳にすることが多くなりました。

「デルタ/δ」はギリシア語で、英語のアルファベット「d」に当たります。インド由来の変異種ですね。その前に流行していたのが、イギリス由来の変異種「アルファ株」でした。「アルファ/α」もギリシア語です。

他にも、南アフリカ由来の「ベータ/β」株とか、ブラジル由来の「ガンマ/γ」株とか、ペルー由来の「カッパ/κ」株もありました(麺麻や河童なら良かったのに…)。最近では、東京五輪の影響なのか、ペルー由来の「ラムダ/λ」株も国内で発見されています。現在、南米の感染者の20%は「ラムダ株」に感染しているとされています。

ギリシア語で「アルファ/α」「ベータ/β」「ガンマ/γ」「デルタ/δ」と順番に来ているのに、その後「エプシーロン/ε」「ゼータ/ζ」「エータ/η」「セータ/θ」「イオータ/ι」と、4つも飛ばして、どうして「カッパ/κ」「ラムダ/λ」に成るのかと、疑問に感じていました。…そう思って「国立感染症研究所」のデータを覗いてみたら、4つの変異株も、ちゃんと載っていました。リスク評価が低いので、名前が出て来なかったんですね。

それはともかく、WHO(世界保健機構)は変異種を3つの枠に分類しているようです。@「懸念される変異株」、A「注目すべき変異株」、B「甚大な被害が想定される変異株」です。「アルファ」「ベータ」「ガンマ」「デルタ」は@に分類されていて、「ラムダ」はAに分類されています。今の所、Bの存在は確認されていません。「災害級」と言われる「デルタ株」ですら、未だBの域に達していないということです。

2.アルファオメガ

ギリシア語のアルファベットの文字は、未だ13も残っています。これからも「新型コロナウイルス」の変異は続いて行くのでしょうか。因みに、最後の24番目に控えているのが「オーメガ/ω」です。「オーメガ」は「ああ、デカイ!」という感嘆語です。今風に言えば「ああ、ヤバイ!」ですかね。「オメガ/Ω」は「腕時計だけにして貰いたい」というのが、私の正直な感想です。

「オーメガ」の小文字「ω」はマンガの子猫の口元のように可愛いのに、大文字「Ω」を見ると、原水爆実験のキノコ雲を思わせるではありませんか。そんな妄想に耽っていると、キリストの御言葉が聴こえて来ました(ああ、ヤバイ!)。「わたしはアルファであり、オメガである」(「ヨハネの黙示録」1章8節、21章6節、22章13節)。

「アルファ」はギリシア語の最初の文字、「オメガ」(正確には「オーメガ」)は最後の文字です。それで「ヨハネの黙示録」では、この御言葉に続いて「最初の者にして、最後の者。初めであり、終わりである」と宣言されるのです。

現在でも、礼拝堂の講壇やステンドグラスなどに「アルファ/Α」と「オメガ/Ω」が組み合わせ文字「アルファオメガ」として描かれていたりします。カトリック教会などの壁画では、右手で祝福のポーズ(人差し指と中指を伸ばす)、左手に聖書を抱えたキリストが天の玉座に腰掛けている御姿で描かれています。その背景に、万物の始まりを示す「アルファ」、万物の終わりを示す「オメガ」が描かれています。

「わたしはアルファであり、オメガ」は「ヨハネの黙示録」のオリジナルではなくて、旧約聖書「イザヤ書」が典拠です。「イザヤ書」41章4節「この事を起こし、成し遂げたのは誰か。/それは、主なるわたし。/初めから代々の人を呼び出すもの/初めであり、後の代と共にいるもの」。44章6節「わたしは初めであり、終わりである。/わたしをおいて神はない」。48章12節「わたしは神、初めであり、また終わりであるもの」。

3.タウ十字架伝説

この段階では、ヘブライ語の「ローシュ/初め」と「アハリート/終わり」という語が使われているだけです。しかし、後のラビ文書(「ミシュナ」や「タルムード」)の中で、ヘブライ文字の最初と最後、即ち「アーレフ」と「ターウ」の文字の組み合わせが用いられるようになったそうです。

要するに「アルファオメガ」とは、@神が「永遠の存在/the Eternal One」であること、更には、A万物の本源であること、Bそこから神の命の力を与えられたキリストこそが万物の「完成者」であること、そのような信仰の告白なのです。そう言えば、ヘブライ文字の最後の「ターウ」には「記号、印」の意味に加え(現代ヘブライ語では「音符」も「ターウ」です)、「十字架」という意味もあるという与太話も聞いたことがあります。

それは恐らく「タウ十字架」のことでは無いかと思います。英語の「T」に当たるのがギリシア語「タウ/Τ」ですが、音の近いヘブライ語の「ターウ」と混同されたのでしょう。要するに「T字型をした十字架」のことです。イエスさまが貼り付けにされた十字架は、私たちが礼拝堂に掲げている「ラテン十字架」ではなくて、史的には「タウ十字架」だった可能性が高いとされています。

「エゼキエル書」9章4節では、神さまが預言者エゼキエルに「都の中、エルサレムの中を巡り、その中で行われているあらゆる忌まわしいことのゆえに、嘆き悲しんでいる者の額に印(ターウ)を付けよ」と命じています。この「印」が「タウ十字架」を指すと考えられたのです。アッシジのフランシスコは自らの修道会に「タウ十字架」を採用し、「清貧、貞潔、従順」の誓いの印としたのでした。「嘆き悲しむ者」全ての慰めを祈りつつ…。

牧師 朝日研一朗

【2021年9月の月報より】

posted by 行人坂教会 at 19:58 | ┣会報巻頭言など

2021年08月22日

10分間礼拝]]X「夜の日時計/horologium nocturnum」

2021年8月22日(日)

メッセージ:誰もが呻いている
聖   書:ローマの信徒への手紙 8章18〜25節(p.284)
讃 美 歌:425番「こすずめも、くじらも」


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2021年08月19日

〜10分間礼拝「夜の日時計」〜 音声配信礼拝の予告 その7(追加更新)

今後の10分間礼拝予定が追加更新されました。


]]X.8月22日(日)午前10時30分から配信
メッセージ:  誰もが呻いている
聖書: ローマの信徒への手紙 8章18〜25節(p.284)
讃美歌: 425番「こすずめも、くじらも」

]]Y.8月29日(日)午前10時30分から配信
メッセージ:  タカラノアリカ
聖書: マタイによる福音書 13章44〜46節(p.26)
讃美歌: 477番「主イェスを想えば」

]]Z.9月5日(日)午前10時30分から配信NEW
メッセージ:  歌うことは難しいことじゃない
聖書: 詩編 147編1〜7節(p.987)
讃美歌: 49番(全地よ主をほめうたえ)

]][.9月12日(日)午前10時30分から配信NEW
メッセージ:  憐れみは裁きにまさる
聖書: ヤコブの手紙 2章5〜13節(p.422)
讃美歌: 487番(イェス、イェス)


※ 当教会の音声配信礼拝には、「新共同訳聖書」「讃美歌21」を使用しています。
聖書箇所は、主日聖書日課「日毎の糧2021」(日本キリスト教団出版局)を参照
しています。
posted by 行人坂教会 at 20:44 | 夜の日時計

2021年08月15日

10分間礼拝]]W「夜の日時計/horologium nocturnum」

2021年8月15日(日)

メッセージ:この邪悪な時代
聖   書:マタイによる福音書 12章43〜45節(p.23)
讃 美 歌:116番「主よ、わたしたちの主よ」


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2021年08月08日

10分間礼拝]]V「夜の日時計/horologium nocturnum」

2021年8月8日(日)

メッセージ:人生のイミテーション
聖   書:マタイによる福音書 10章24〜25節(p.18)
讃 美 歌:543番「キリストの前に」


試聴は次の箇所をクリックしていただくと、PCにインストールされている音楽プレーヤー(WindowsならMedia playerなど)で再生できます。
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posted by 行人坂教会 at 10:00 | 夜の日時計

2021年08月05日

旭日亭菜単(続き)その66

  • 「文豪怪奇コレクション/猟奇と妖美の江戸川乱歩」(東雅夫編、双葉文庫)
    ドラキュラ映画ばかり観ていた小学生の私を心配して、「少しは読書も…」との親心から、母がプレゼントしてくれたのが、江戸川乱歩の「吸血鬼」でした(笑)。母は児童小説と誤解したのでしょう(明智探偵も小林少年も登場するのですが、ドロドロの三角関係です)。「陰獣」や「孤島の鬼」ではなかったのが、せめてもの救いです。さて、本書は「鏡地獄」「押絵と旅する男」「白昼夢」「人間椅子」「人でなしの恋」「芋虫」…と、言わずと知れた名編をセレクト。夏休みの読書感想文に最適です。東京大空襲の惨禍の中に滅びの美を見てしまう青年(かなりの近眼)が登場する「防空壕」、『姦婦の生き埋葬』ならぬ「寝取られ夫の生き埋葬」を描いた「お勢登場」が今回最大の収穫でした。「芋虫」と同じくマゾヒズムの極致です。
  • 「プリニウス」第11巻(ヤマザキマリ+とり・みき作、新潮社)
    ヤマザキの趣味なのでしょうか、少年時代のプリニウスが可愛い。コモ湖の近くの町(コムム)で、大自然に触れ合って成長したんですね。子ども時代に、どれだけ自然物に触れたかで、人間が決まると、私は今も固く信じています。青年時代のプリは騎兵隊長として、ゲルマニアで戦役に就きますが、この戦闘場面は『グラディエーター』を参考にしています。でも、マンガとして精密に描くのは大変だったと思います。
  • 「異形のものたち/絵画のなかの「怪」を読む」(中野京子著、NHK出版新書)
    「怖い絵」シリーズ(角川文庫)で知られる著者の本です。疲れた時の気分転換用にピッタリです。表紙にも成っているジョヴァンニ・セガンティーニの「悪しき母たち」が魅力的です。見渡す限りの雪原から、ポツンと生えた枯れ木に、蓑虫のように捕らえられ、赤子に乳を吸われて悶絶する裸婦の絵です。何でも「堕胎の罪」を犯した女たちが送られる一種の煉獄なのだそうですが、黄昏の空も美しく、応接間に飾りたい一枚です。オディロン・ルドンの「キュクロプス」は、山の向こうから一つ目巨人ポリュペモスがニュッと頭を覗かせている構図、これこそは『ゴジラ』の最初の登場シーンに間違いありません。つまり、河内桃子はガラテア、平田昭彦(芹沢博士)はアキスなのですね。
  • 「消えた心臓/マグヌス伯爵」(モンタギュー・ローズ・ジェイムズ著、南條竹則訳、光文社古典新訳文庫)
    マッケンに続いてM・R・ジェイムズ。どちらも牧師の息子です。日常と異次元とが交差する一瞬を描くマッケンの難解な作風に比べると、こちらは、クリスマスの夜更けに同僚や学生に披露する怪談として書き溜めたものですから、とても読み易いです(訳文も半世紀近い隔世があります)。巻末の「トマス修道院長の宝」が面白いです。昔の修道院長は呪術の使い手でもあったのです。「秦皮(とねりこ)の木」には蜘蛛、「マグヌス伯爵」には蛸の魔物が出て来ます。これまた、後のラブクラフトやギーガーに連なる系譜です。著者の後書きが傑作です。「多くの平凡なものが報復の手段となり得るし、報復が必要でない場合は、悪意をかなえる手段となり得る。家までの私道で拾った包みは、注意して扱いなさい」。
  • 「恐怖/アーサー・マッケン傑作選」(アーサー・マッケン著、平井呈一訳、創元推理文庫)
    やはり「パンの大神」は名作です。圧倒されました。古典発掘フェアなのか、最近、ペンギンから安いPBが出ているので買おうかと迷いましたが、平井翁の名訳を読むと、諦めて良かったと納得せざるを得ません。脳にメスを入れて神経中枢を刺激することで、異次元の世界が見えてしまう、そんな生体実験を、傲慢な医師が無垢な少女に施すのですが、これって、ラブクラフトの先駆ですよね。「内奥の光」「輝く金字塔」「赤い手」と連作に成っています。「生活の欠片」と「恐怖」は初めて読みました。後者は第一次大戦下の各地で、原因不明な怪異事件が次々と起こるのです。それ程の「恐怖」では無いのですが、読後、一瞬「地獄の釜の蓋が開いた」ような独特の錯乱を覚えます。これが本作品の醍醐味です。
  • 「ゴールデンカムイ」第26巻(野田サトル作、集英社)
    再び手を結んだ杉元と土方のチームが「入れ墨人皮」を確保しようという矢先に、鶴見中尉の第7師団が乱入、札幌麦酒工場が崩壊って、まさに網走監獄の再現です(勿論、実際には、どちらの建物も破壊されたことはありません)。キリストの「十字架の言」を嘯(うそぶ)く「切り裂きジャック」ですが、杉本が内臓を引き摺り出し、牛山が頭を踏み潰して殺します(良し!)。三つ巴の激闘の中、再びアシリパさんと杉元は引き離されます。でも、これって既視感あります。些かマンネリ気味では…。
  • 「時代劇聖地巡礼」(春日太一著、ミシマ社)
    著者は『時代劇は死なず!』(河出文庫)で知られる時代劇研究者です。映画やドラマのロケ地を撮影した、情感溢れる美しいカラー写真を見て、思わず買ってしまいました。単なるロケ地探訪のガイドブックではありません。何しろ、写真の構図一つ取っても、作品を忠実に再現しているのです。ドラマで江戸として描かれた風景が京都や滋賀であったということも、例えば『鬼平犯科帳』エンディング(♪ジプシーキングス)は仁和寺とか、初めて気付かされました。京都で学生時代を過ごした私にとっても、丑三つ時に魔法陣を描いた下賀茂神社「糺の森」、友人(住職の孫)宅のお堂に泊まって遊んだ「くろ谷金戒光明寺」は思い出深い場所です。八幡市の「流れ橋」は、早川光監督の『アギ/鬼神の怒り』の舞台として愛着があります。
posted by 行人坂教会 at 19:04 | 牧師の書斎から

2021年08月01日

10分間礼拝]]U「夜の日時計/horologium nocturnum」

2021年8月1日(日)

メッセージ:断食道場40日
聖   書:ヨナ書 3章1〜10節(p.1447)
讃 美 歌:566番「むくいを望まで」


試聴は次の箇所をクリックしていただくと、PCにインストールされている音楽プレーヤー(WindowsならMedia playerなど)で再生できます。
ここをクリックして下さい音楽
posted by 行人坂教会 at 10:00 | 夜の日時計