2017年08月14日

神が私と共におられる【出エジプト3:1〜15】

出エジプト記3章の、モーセの召命です。モーセは神と直接対面し、対話した人です。神に直面して重要な任務を与えられ、さまざまな困難に耐えてイスラエル民族のエジプト脱出を成功させ、イスラエルの信仰の基礎を築いたモーセは、イスラエルの歴史の中でもっとも偉大な人といっていいでしょう。そのモーセが神に召しだされる物語です。モーセはエジプトの寄留者の子どもでした。ある日、エジプト人がヘブライ人を打っているのを見て、エジプト人を逆に打ち殺してしまいます。ミディアンに逃亡し、祭司の娘ツィポラと結婚して羊飼いとなります。その羊たちを連れて、神の山ホレブにきたところで、神との最初の出会いが起こりました。燃え尽きない不思議な柴の火を見たモーセが近づくと、神が声をかけられました。「モーセよ、ここに近づいてはならない。足から履物を脱ぎなさい。あなたの立っている場所は聖なる土地だから。」履物を脱ぐのは、しもべのしるしであり、聖所に入るときの習慣であり、謙遜を示すことでもあります。神は続けて「わたしはあなたの父の神である。アブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神である。」と言われました。神は続けてご計画を述べられます。エジプト人のもとで働いているイスラエルの人々が重労働で苦しんでいるのを見、彼らが苦しみに叫んでいるのを聞いたので、エジプトへ降って行って救い出そうと決めたと言われます。そのためにあなたを遣わすというのが神の命令でした。しかしモーセは、神の命令に素直に従いません。「わたしは何者でしょう。どうして、ファラオのもとに行き、しかもイスラエルの人々をエジプトから導き出さねばならないのですか。」彼は神の与えられる任務の重大性と、それに伴う数々の困難を思って、当惑したでしょう。使命の大きさに対して、現在の彼は、あまりにも小さな存在でした。モーセの訴えに神はどう応えられたでしょうか。「わたしは必ずあなたと共にいる。このことこそ、わたしがあなたを遣わすしるしである。」「あなたは自分にどんな力があるかと心配する必要はない。わたしは必ずあなたと共にいる。わたしが共にいることこそ、あなたの力なのだ。」神が「わたしは必ずあなたと共にいる」と言われた一言で、モーセは納得しました。モーセは、重ねて問います。「・・・イスラエルの人々が『その名は一体何か』と問うとき、彼らに何と答えるべきでしょうか。」神は「わたしはある。『わたしはある』という方がわたしをあなたがたに遣わされたのだ」と言いなさい。」神が直接、「わたしは必ずあなたと共にいる」と言われたら、どんなに安心なことでしょうか。私たちはみな、神様に呼ばれてキリスト者になったのは確かなことですから、お呼びになった方は、必ずいつも傍らにいてくださることを信じて感謝して歩みたいと思います。

柳下 仁牧師

posted by 行人坂教会 at 19:52 | 毎週の講壇から