2018年06月25日

すべての人を一つに【ヨハネ17:20〜26】

聖句「父よ、あなたがわたしの内におられ、わたしがあなたの内にいるように、すべての人を一つにしてください。」(17:21)

1.《教会遍歴の星》 私にも各教派の諸教会を巡った教会遍歴の時代がありました。毎週日曜日にあちこちの教会の礼拝に参加して、自分らしさを認めて、受け入れて貰える教会を探しました。当時の私には、喫煙が許されることが最低限の条件でした。こうして日本基督教団の中でも、自由と平等と友愛を旨とする「組合教会」の伝統を汲む教会が残ったのでした。

2.《日本基督教団》 1941年6月24日に30余のプロテスタントの諸教派が合同して成立しました。戦時体制において、国家が宗教団体を管理統制するために合同させられたのです。宗教団体版「大政翼賛会」なのです。敗戦による戦時体制崩壊によって、多くの教派が出て行ったのも当然です。しかし、留まった教会が戦後の「教団」なのです。幕末明治に宣教師がもたらした諸教派の分立は、日本人には理解不能です。ルター派は「国教であること」を、カルヴァン派は「全体教会としての信仰告白」を、会衆派は「フェローシップ/共同体、信仰の交わり」の自主独立を重んじているのです。

3.《一つにする愛》 受難の前夜、イエスさまは十字架の死の後も、御自分が弟子たちと共にあること、弟子たちの内にあることを神に願われました。その祈りが聞かれて復活と聖霊降臨があります。それだけではなく、弟子たちの宣教を通して「世/コスモス」がイエスと共にあること、「世の中」にイエスが留まることをも祈られたのです。それは「神の愛」がイエス・キリストを通して、宣教を通して「世の中」に定着することです。日本のキリスト教人口は1%以下に過ぎませんが、今や多くの人が愛の価値を認め、愛する者との天国での再会を口にします。人と人とを結び、1つにして、神に繋ぐのは愛だけです。

朝日研一朗牧師

posted by 行人坂教会 at 19:52 | 毎週の礼拝案内