「いい日旅立ち〜いざ、航海へ」

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「いい日旅立ち〜いざ、航海へ」

私たちの人生は「船旅」に例えられます。小学生の時、荒れる日本海の船旅で船酔いをした時に、近くの揺れる船体ではなく、遠くの動かない陸をみたら船酔いが楽になった体験があります。人生の船旅も「遠くの目標」を見続けることが大切なようです。

友人が通う東京池袋教会の建物は、船の形をコンセプトにデザインされていて教会の壁には「錨(いかり)は聖書では希望、安全、不動のシンボルであり、永遠の生命キリスト教的シンボルです。私たちの教会は、このいかりをつけ主イエス・キリストを船長とし、私たちは船員となり、嵐の中でもこの信仰と希望と愛を運ぶ船でもあります」と刻まれていました。港でどっしりと海底に沈んだ錨は海の上の船を支えます。同じように、イエス・キリストという錨が私たちを生かして支えてくれるのです。

私たちの人生も、凪で順風満帆の時もあれば、試練という荒波に押し流されてしまう時もあります。しかし、そんな私達のためにイエスが十字架にかかり復活しました。そのイエス・キリストという船の錨が見えないところで私たちを支えてくれているという希望があります。それは、主イエスの十字架の血で私達が赦されるという希望です。大祭司イエスが私達のために祈ってくれているという希望です。天のふるさとに志を果たしていつの日にか帰らん、という希望です。

今日から行人坂教会の船旅も新しい季節を迎えます。「私は決してあなたから離れず、決してあなたを置き去りにしない」(ヘブライ人13:5)。主イエスという「錨」が共にありますから、弱さや問題を私達だれもが抱えていますが、主イエスを信頼し私たちの人生の船旅をどっしり前を向いて進めていこうではありませんか。

「わたしたちが持っているこの希望は、魂にとって頼りになる、安定した錨のようなものである。(ヘブライ人への手紙6:19)

関智征(行人坂教会 牧師)

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